手紙の態で書きます。
私、『四谷怪談』は、ずっと架空の話だと思っていました。
と云うのは、江戸時代に確か『贋作(?)源氏物語』と云うのが書かれていて。
それが、平安のお姫さまが、遊郭の遊女になってたりしてた。
私、これを読んだことが全くなく、美術展で挿絵の浮世絵を観ただけなので、これも間違いなのかも知れないのですが。
その思い込みから、
『四谷怪談』も、磐長姫(いわながひめ)と木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の話を江戸時代に置き換えて、おもしろおかしく、
ならまだいいですが、かなり身も蓋もないことにしちゃったんだろうな、と思ってました。
磐長姫と木花咲耶姫というのは、
当時の帝が醜い姉姫を帰して、美しい妹姫を娶ったと云う、お話です。
後で、“姉姫の生む子は千年生きる”ことを知るわけですが。
この磐長姫も、別に、
呪ったり、復讐したりなんかしません。
これは想像ですが。
「あ、そう」みたいなことも仰らなかったでしょう。
判らないですけど。
それはそう云うお話なんですね。
多分。
でも。
江戸時代のお芝居にするには、何かもの足りなかったんでしょう。
お話として成り立たなかったのだと思います。
今の時代も実話を元にして、お話作られたりしますが、訴訟沙汰になったようなことも聞いたりします。
お江戸の昔もそうだったんでしょう。
名前が同じ人がいて、結構有名人になったりしたものだから、それでインスパイアされたのだろうな、と。
お岩さんの妹は、お梅さんですもんね、確か。
だから私ずっと、東京の神社は、京都の貴船神社から勧請された神社なんだろうと思ってました。
これはこれで、違う方向からツッコミ入りそうですけどね。
もう、お岩さんは、生まれ変わったんでしょうか。
この状態では(2021年5月初めのゴールデンウィーク)、会いには行けないですね。
ミフク💐