趣味に、美術観賞というのがありまして。
狭く浅く。
何に詳しくなる訳でもなく。
キレイなものを眺めて、日常の憂さを忘れ、ただただウットリしたい。
だけのもので、対象はなんでもいいのですが、絶対ハマるもんかと堅く心に決めていたものがありまして。
それが、仏教美術。
何故だか昔から、仏像まで観賞対象にしてしまったら終わりだと思い込んでいて。
で、ずーっと、避けていました。
人の信仰するものに対して失礼だとか、そんな敬虔なことを思っていた訳ではありません。
逆に、これってウツクシイの?
仏像を美しい美術品として、観る人の気持ちが判らない。
と、少し馬鹿にしてました。
少しではなく、ハッキリ馬鹿にしてました。
今でも、美術品としては観てない。
何か、いきなり信仰の対象にはなってしまったので。
信仰というと何かしら、大仰になる感じがして、あまり使いたくないのですが。
不信心の時代が長過ぎて、照れというか、申し訳ないというか。
信仰というより、もっと身近というか。
真面目な方は本当に怒るかも。
信仰というのは、一方的な感じがするのですが、私にとってはちゃんと応えてくれる存在? そんな感じです。
偉そーに、すいません。
聞こえる訳でも、見える訳でも、ましてやお話ができる訳ではないのです。
霊感がゼロに近いマイナスなので。
そのゼロに近いマイナスな霊感の私が、
あれ?